訪問看護について

2020/08/10

ブログ

こころのあいの管理者、稲垣です。
簡単ですが、こころのあいの３つの特徴をお伝えします。
１）精神科特化型訪問看護
２）地域密着型
３）24時間対応
「こころのあい」を開設した経緯としては、3つの特徴がとても当事者やご家族に必要だと思ったからです。
メンタル疾患を抱える当事者やご家族は、症状が安定しない時にはとても不安や緊張が強くなります。
状態が悪化し、入院を経験されたこともあるかと思います。
多くのステーションは、日中の営業時間外は、連絡が取れなくなってしまい、緊急時に頼りたくても頼れないといったジレンマがあります。
夕方や早朝に具合が悪くならないといった保証はどこにもありません。
地域に密着しなければ、当事者の生活スタイルも理解できません。
どこのスーパーで買い物をして、どこの床屋（美容室）に行って、困ったときは誰に相談して・・・・
これらのことを把握しなければ、在宅支援といえないのでは？考えます。
看護師が訪問するということは、身の回りのことだけでなく、疾患や薬についても相談できます。
また、主治医に言いにくいことも、当事者と相談しながら伝えることもできます。
家族の関係調整もとても重要です。
そして、地域の各関係機関の皆さまとスムーズな連携を取ることが、当事者やご家族が安心して生活するために大切なことだ考えています。
地域で安心して生活するには、生活リズムを整えることも大切ですが、対人関係を改善する必要があります。
家族間、職場、学校、デイケア活動など、人が複数集まれば対人関係の悩みが生まれます。
こころのあいは「対人関係の調整」を重要と考えます。
自分らしく生活するためには、「自分のことを理解してもらう」ことが大切です。
苦手が急に改善するとは思いませんが、訪問看護の中で、誰かと「対話する」ということはとても大切なことです。
ご家族が抱え込まないこと、第3者に頼ることも重要です。
まずは、訪問看護の中で、対人関係のスキルアップや苦手意識を少しでも改善できればと考えています。