ここあい便り㊱ クライシスプラン ~ クライシスプランの実践編 ~
こんにちは。こころのあいです。
今回のテーマは「クライシスプランの実践編」です。
今回は、実際にどのように使われているのかを、こころのあいの事例から少しご紹介します。
① 調子が下がり始めたときの “ 早めの気づき ”
だんだんと朝起きづらくなってきた時にクライシスプランを見返し、
「黄信号のサインに当てはまる」と気づきました。
その日のうちにスタッフへ連絡し、
早めに休養を取ったことで、
以前のような大きな不調になる前に立て直すことができました。
「これまでなら無理をして悪化していたけれど、
今は “ 少しの変化 ” で動けるようになりました。」
このように、自分の状態を【客観的に見られるようになる】
のもプランの大きな効果です。
② 家族とのすれ違いが減った
「休んでばかり」と家族に誤解されることがありました。
しかし、クライシスプランを一緒に確認するようになってから、
「今は黄信号だから静かに過ごしている」
と家族も理解できるようになりました。
「何もしていないではなく、回復のために休んでいる」
と伝えられるようになりました。
家族と本人が同じ信号で話せることで、安心して見守る関係が築かれています。
③訪問看護との意思疎通がスムーズに
クライシスプランを看護師や作業療法士と共有することで
自分の状態を簡単に伝えられるようになりました。
診察のとき、主治医に説明するのが難しかった方も、
訪問看護で事前に主治医に伝えたいことを一緒にまとめることができます。
まとめ
- クライシスプランは “ 自分を守る取扱説明書 ” のような存在
- 小さな変化に気づけると、大きな不調を防げる
- 家族や支援者とのすれ違いが減り、安心して話せる関係ができる
- 医療とも連携しやすくなり、治療がスムーズになる
今後もこころのあいでは、利用者さんと一緒にクライシスプランを育て、
より安心して過ごせる支援を続けていきます。
訪問看護ステーションこころのあい
所長 稲垣文雄
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