ここあい便り④~若年層の訪問看護のご相談が増えています~

query_builder 2025/03/17
ここあい便り
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最近、10代から20代の若い方の訪問看護についてのご相談が増えています。


特に、統合失調症や双極性障害を抱える方について、親御さんからの問い合わせが多くなっています。

退院後の生活に対する不安や、当事者の現在の状況について悩んでいるケースが目立ちます。そこで今回は、訪問看護での支援についてお伝えします。



訪問看護を始める方の傾向


訪問看護を利用される方には、大きく分けて2つのケースがあります。

➀以前は学校や仕事をしていたが、継続が難しくなった方
 → 休学・休職中の方や、環境の変化で日常生活が難しくなった方が多いです。

②学校や仕事を辞め、何もすることがない状態になっている方
 → 外出の機会が減り、生活リズムが崩れやすい傾向があります。

どちらのケースでも、訪問看護が入ることで、生活の安定を支援できます。



訪問看護での支援内容


統合失調症や双極性障害を抱える方は、対人緊張やストレスを感じやすい傾向があります。

そのため、訪問看護では、以下のような支援を行っています。

✔ 生活リズムの調整(朝起きる・食事をとる・夜眠る習慣を整える)
✔ 症状のセルフコントロール支援(幻覚・妄想への対応、気分の波の安定)
✔ 社会とのつながりのサポート(外出支援、人との関わり方の練習)
✔ ご家族への支援(関わり方のアドバイス、不安の軽減)

特に、ご家族の関わり方はとても重要です。


親御さんが少しずつ元気になることで、家族の回復への一歩につながると考えています。



安心して相談できる環境をつくる大切さ


統合失調症や双極性障害の悩みは、誰にでも気軽に話せるものではありません。


だからこそ、専門職が関わることで、少しでも気持ちが楽になれるように支援しています。



訪問看護では、無理のない範囲で利用者様とご家族をサポートし、一人ひとりに合った関わり方を大切にしています。

少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

訪問看護ステーション こころのあい
所長・稲垣文雄

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