所長 稲垣 文雄(看護師)
経歴 病棟・訪問看護10年以上
利用者様やご家族に、笑顔や勇気、やりがいを持っていただくことをモットーにしています。
地域に必要とされ、信頼される「こころのあい」をこれからも目指していきます。
精神科訪問看護で働くことになったきっかけは何ですか? |
精神科病院の急性期病棟や慢性期病棟で勤務してきました。その後、精神科訪問看護を経験し、2020年8月に「訪問看護ステーションこころのあい」を設立しました。 病棟ではなく、ステーションを選んだ理由は、利用者様とより近い距離で関わることが出来るからです。 生活に関わるということは責任もありますが、とてもやりがいがあります。 |
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普段はどのような訪問看護をしていますか? |
「自信を取り戻せるように、一歩踏み出せるように、前向きになれるように、自分を大切に出来るように」など利用者様の気持ちがニュートラルな状態に戻せるように意識しています。 ”0か100” かの考え方を考え方を少しでも柔軟になってもらえるように一緒に取り組んでいます。 |
訪問看護のやりがいはどんなところですか? |
「生きづらさ」を感じていた方が少しずつ柔軟な考え方を取り入れてくれたり、前向きな言葉が出てきたり、家族や友人関係などが円満になってくる。 利用者様や家族の笑顔が増えてくると、とても嬉しくやりがいを感じます。 |
これまで大変だったことなどはありますか? |
たくさんあります。 うまくいかなかったことも数多くありますが、一つ一つの経験を次に活かすようにしています。 精神症状が大きく崩れてしまった時の対応は難しいです。 ただ、利用者様との信頼関係が出来ている場合は、自ら進んで治療(入院を含め)に繋がることが多いです。 |
これまでの関りで嬉しかったことはどんなことですか? |
訪問看護を開始する前は悲壮感の漂っていた利用者様や家族が、どんどん元気になり、明るい表情になり、冗談が出るほどになると嬉しいですね。 一緒に音楽を聴いたり、チャーハンを一緒に作ったり、楽しい話しをしたり、ごくごく普通の関りが良い方向に向かうことがたくさんありました。 |
利用者様から言われて嬉しかったことはありますか? |
「稲垣さんに出会えて良かった」と言ってもらうことが多く、素直に嬉しいです。 利用者様の家族からも同様の言葉をもらったり、手紙を頂いたりするのもやはり嬉しいことです。 個人的にだけでなく、「こころのあい」のスタッフに対してのお褒めの言葉も大変嬉しく思います。 |
なにかお勧めはありますか? |
食べることが好きなので、嫌なことがあったら奮発してでも美味しいものを食べるようにしています。 ネガティブな情報を入れすぎないようにして、楽しいことや好きなことを中心に考えるようにしています。 ”くよくよしない”ように心掛けています。 YouTubeで、学生の頃に聴いていたロックバンドの音楽を聴いたり、好きだったアイドル、好きなドラマ、映画、スポーツなど観ています。 NHK朝ドラの「ちゅらさん」、インド映画の「きっとうまくいく」はお勧めです。 音楽はブルーハーツ、BOOWY、ZIGGYなどが好きでした。 ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」は、ぶっきらぼうな歌詞ですが今聴いても素晴らしい曲だと思います。 |
ズバリあなたはどんな人ですか? |
昔から色々な人に「義理人情に厚い」と言われます。 好き嫌いもハッキリしているかもしれませんが、困っている人をみるとなんか放っておけない性格です。 |
最後に一言お願いします。 |
ひとりで悩まずに誰かに相談することで気持ちが楽になることがあります。 そんな時は「こころのあい」をご利用ください。 |