統合失調症・うつ病を中心とした
精神科特化型の訪問看護ステーション
「こころのあい」

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サービスのこと、日々のこと、様々な角度から思うことを発信しています。
実際に訪問看護を利用されている当事者やご家族様の声も掲載していますので、
これから訪問看護の利用を考えている方の参考になれば幸いです。

ここあい便り⑤ ~ひとり暮らしでも安心!! こころのあいの生活サポート~

ここあい便り

2025.03.24

ここあい便り⑤ ~ひとり暮らしでも安心!! こころのあいの生活サポート~

一人暮らしは自由だけど、ちょっと不安なこともありますよね。 「生活リズムが崩れがち…」 「薬をちゃんと飲めるかな?」 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? こころのあいでは、無理なく安心して暮らせるよう、サポートしています! ① 生活リズムを整えよう 一人だと「いつ起きてもいい」「夜ふかししちゃう」と生活が乱れがち。 でも、不規則になると気分も不安定になりやすいんです。 💡 こころのあいでできること ✔ 「朝はこの時間に起きる」など、無理のない習慣づくり✔ 簡単にできる食事の工夫をアドバイス✔ 夜のリラックス方法を一緒に考える「まずは朝日を浴びる!」など、小さなことから始めていきましょう。 ② 薬の管理は看護師と一緒に お薬は大事だけど、「飲み忘れる」「どれを飲んだか分からなくなる」こともありますよね。💡 こころのあいでできること ✔ 薬カレンダーやチェック表で、飲んだか確認!✔ シートの薬はチャック袋にまとめて整理!✔ 副作用や不安は一緒に主治医に相談!「薬をちゃんと飲まなきゃ」と一人で頑張らなくても大丈夫。 看護師と一緒に管理すれば、気持ちも楽になりますよ。 ③ 家事の負担を減らそう 「料理が面倒」 「部屋が片付けられない」 と感じること、ありませんか?💡 こころのあいでできること✔ 簡単にできる食事の工夫をアドバイス!✔ 少しずつ片付けるコツを一緒に考える!✔ 家事が大変なら使える支援を提案!「全部やらなきゃ!」と思わず、できる範囲で少しずつ整えていきましょう。 ④ 人とのつながりも大切に 一人暮らしは気楽だけど、誰とも話さない日が続くと不安になることも。 💡 こころのあいでできること✔ 定期的に人と話す時間を作る!✔ 家族や支援機関とのつながりをサポート!✔ 地域の支援サービスも紹介!「一人暮らし=全部ひとりで頑張る」ではありません。 頼れるところは頼ってOK!! ⑤ こころのあいを活用して、安心の一人暮らし こころのあいでは、その人に合ったペースで生活できるようサポートしています。✔ 生活リズムを整えるお手伝い✔ 薬の管理サポート✔ 家事の負担を減らす工夫✔ 人とのつながりをサポート「一人で大丈夫かな?」と感じたら、無理せずご相談くださいね!あなたらしく安心して暮らせるよう、一緒に考えていきましょう。 訪問看護ステーションこころのあい 所長 稲垣 文雄

ここあい便り④~若年層の訪問看護のご相談が増えています~

ここあい便り

2025.03.17

ここあい便り④~若年層の訪問看護のご相談が増えています~

最近、10代から20代の若い方の訪問看護についてのご相談が増えています。 特に、統合失調症や双極性障害を抱える方について、親御さんからの問い合わせが多くなっています。退院後の生活に対する不安や、当事者の現在の状況について悩んでいるケースが目立ちます。そこで今回は、訪問看護での支援についてお伝えします。 訪問看護を始める方の傾向 訪問看護を利用される方には、大きく分けて2つのケースがあります。➀以前は学校や仕事をしていたが、継続が難しくなった方 → 休学・休職中の方や、環境の変化で日常生活が難しくなった方が多いです。②学校や仕事を辞め、何もすることがない状態になっている方 → 外出の機会が減り、生活リズムが崩れやすい傾向があります。どちらのケースでも、訪問看護が入ることで、生活の安定を支援できます。 訪問看護での支援内容 統合失調症や双極性障害を抱える方は、対人緊張やストレスを感じやすい傾向があります。 そのため、訪問看護では、以下のような支援を行っています。✔ 生活リズムの調整(朝起きる・食事をとる・夜眠る習慣を整える)✔ 症状のセルフコントロール支援(幻覚・妄想への対応、気分の波の安定)✔ 社会とのつながりのサポート(外出支援、人との関わり方の練習)✔ ご家族への支援(関わり方のアドバイス、不安の軽減)特に、ご家族の関わり方はとても重要です。 親御さんが少しずつ元気になることで、家族の回復への一歩につながると考えています。 安心して相談できる環境をつくる大切さ 統合失調症や双極性障害の悩みは、誰にでも気軽に話せるものではありません。 だからこそ、専門職が関わることで、少しでも気持ちが楽になれるように支援しています。 訪問看護では、無理のない範囲で利用者様とご家族をサポートし、一人ひとりに合った関わり方を大切にしています。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。訪問看護ステーション こころのあい所長・稲垣文雄

ここあい便り③~新規受け入れ再開についてのお知らせ~

ここあい便り

2025.03.10

ここあい便り③~新規受け入れ再開についてのお知らせ~

昨年の秋以降、新規の受け入れを抑えていましたが、今年3月より少しずつ再開しています。 現在、すでに6名の利用者様が訪問看護を開始されています。 3月から新たに1名の看護師が加わり、より充実した支援ができる体制を整えています。 地域密着型の訪問看護を大切に 私たちはさいたま市浦和区を中心に、地域密着型の訪問看護を行っています。 各区の障害者生活支援センターやさいたま市保健所の方たちと連携し、地域の方々と協力して利用者様の生活を支えています。 「こころのあい」は他店舗展開をせず、利用者様100名ほどを目安に1つのステーションのみで運営しています。 理由は、訪問看護の質を維持し、利用者様一人ひとりに丁寧なケアを提供するためです。 訪問看護の質を守るために ありがたいことに、毎月たくさんのお問い合わせをいただいております。 しかし、看護師の人員が限られているため、今後も新規受け入れはステーションの状況によりお受けできないことが続くと思われます。 職員の人数と利用者様のバランスを大切にしながら、適正な訪問看護を提供していきます。 ご理解とご協力をお願いいたします。 今後も地域の方々と連携しながら、安心して利用できる訪問看護を提供できるよう努めてまいります。 引き続き、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 訪問看護ステーション こころのあい所長・稲垣文雄

ここあい便り②~ケアマネジャーさんからよくある質問~

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2025.03.04

ここあい便り②~ケアマネジャーさんからよくある質問~

一般の訪問看護と精神科特化型の訪問看護の違い ケアマネジャーさんからよくある質問について 「訪問看護」と聞くと、高齢者向けの医療ケアを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、訪問看護は高齢者だけでなく、精神疾患を抱える方も対象としています。一般的な訪問看護では、点滴・注射・傷の処置などの医療ケアを行い、身体の健康をサポートします。介護保険を利用し、ケアマネージャーと連携しながら、デイサービスやヘルパーの支援を組み合わせて在宅療養を支えるのが特徴です。一方、精神科訪問看護では「心のケア」を大切にしています。例えば、統合失調症の方には、不安を和らげながら安心できる環境を作り、うつ病の方には無理に前向きになることを求めず、気持ちを受け止めながら支援します。精神科訪問看護で大切にしていること精神疾患を抱える方は、生活リズムの乱れや対人関係の悩みを抱えやすい傾向があります。 そのため、私たちは以下のような支援を行っています。✔ 生活リズムを整えるサポート(朝起きて夜眠るまでの習慣づくり)✔ 日中の過ごし方を一緒に考える(充実した1日を過ごせるよう支援)✔ 服薬の管理(飲み忘れや不安を減らすサポート)✔ 対人関係のサポート(家族・友人・支援者との関わり方を一緒に考える)また、人と関わることに不安が強い方には、対人関係の練習やストレスを減らす方法を一緒に探します。地域と連携しながら支える精神科訪問看護では、精神科医・看護師・精神保健福祉士・障害者支援センター・グループホーム・保健所などと連携しながら支援を行います。また、私たちこころのあいは、さいたま市のアウトリーチ事業にも参加しています。 医療機関の方たちや行政と協力しながら、入院を防ぐ支援や、地域で孤立しがちな方へのサポートを行っています。精神科訪問看護は「心のケア」訪問看護にはさまざまな形がありますが、精神科訪問看護は病気を「治す」ことよりも、その人らしく暮らせることを大切にしています。✔ 一般の訪問看護 → 身体のケアが中心✔ 精神科訪問看護 → 心のケアが中心私たちは、利用者さんが少しずつできることを増やし、安心して社会とつながれるようサポートしています。訪問看護は、単なる医療ではなく、その人の「暮らし」を支えるものです。精神疾患があっても、地域で安心して生活できるよう、これからも一緒に歩んでいきます。所長・稲垣文雄

ここあい便り➀ 〜定期更新で最新情報をお届け〜

ここあい便り

2025.02.20

ここあい便り➀ 〜定期更新で最新情報をお届け〜

こんにちは。2020年8月1日の開設以来、利用者様、ご家族、地域の皆さまに寄り添いながら、訪問看護の現場での取り組みを続けてまいりました。 これまで十分に外部へ発信できなかったこころのあいの活動や利用者さまとの交流について、これから積極的にお知らせしていきたいと考えています。 定期的な情報発信について 今後は、ブログを週に1回のペースで更新し、以下の内容を中心に情報をお届けしてまいります。 現場での取り組み訪問看護の現場で行っている工夫や、スタッフが普段から心がけていることを具体的にお伝えします。 スタッフや利用者さまの声スタッフの思いや、利用者さまからいただいた声、また実際にあったエピソードをご紹介します。ご承諾いただいた内容のみを掲載しておりますので、安心してご覧いただけます。 最新の出来事や話題季節の変わり目に合わせた体調管理のポイントや、日々の訪問の中で感じたことを分かりやすくお伝えします。 利用者さまの作品紹介利用者さまの個性や才能を感じていただけるよう、ご本人やご家族の許可を得た上で、制作された作品やエピソードを掲載していきます。 今後は「ここあい便り」というキャッチフレーズを用いて定期更新していく予定です。 今後の展望 ブログを通して、医療機関の関係者や地域の皆さま、そして利用者さまやご家族の方々に、訪問看護の現場の具体的な取り組みや最新情報をタイムリーにお届けできるよう努めてまいります。 どうぞ、今後の「ここあい便り」にご期待いただき、温かく見守っていただければ幸いです。 訪問看護ステーションこころのあい所長 稲垣文雄

映画「どうすればよかったか?」を観て思うこと

ここあい便り

2025.02.19

映画「どうすればよかったか?」を観て思うこと

「どうすればよかったか?」 この映画のタイトルを見たとき、ふと胸が詰まるような感覚を覚えました。統合失調症を発症した姉と、その家族の20年間を記録したドキュメンタリー。精神疾患を抱える方やそのご家族にとって、これは決して他人事ではないはずです。そして私自身も、精神科訪問看護の現場に関わる者として、この映画が投げかける問いを、決して無視できないと感じました。家族として、支援者として、どう向き合えばよかったのか映画の中で描かれるのは、統合失調症という病気そのものではなく、それを抱えた**「一つの家族の物語」**でした。病気を受け入れようとする家族、受け入れられない家族、どう接すればいいのか迷う家族…。どの姿にも「正解」はなく、それぞれが懸命に悩みながら、何とかしようともがいている。「どうすればよかったのか?」 これは、精神疾患を抱えるご本人だけでなく、ご家族や支援者も常に自問自答している問いではないでしょうか。支援者として、私が感じたこと私は精神科訪問看護の仕事をしていますが、支援者だからといって「正解」を持っているわけではありません。• 病識のない方に、どのように病気のことを伝えるべきか• 介入を拒否する家族に、どう理解を促すべきか• 「本人のため」と思ってしたことが、かえって負担になっていないかこの映画を観ながら、これまで出会ってきた利用者様やご家族のことが、何度も頭に浮かびました。支援の形は一つではなく、時に迷いながらも、その方にとっての「より良い形」を一緒に探していくことが大切なのだと改めて感じました。「答えがない」ことを認める勇気 この映画が伝えたかったことの一つは、**「答えがないことを認めることの難しさ」**ではないでしょうか。精神疾患に関わると、「もっと早く病気に気づいていれば…」「あの時、違う対応をしていれば…」と、後悔の気持ちが生まれることがあるかもしれません。でも、過去を振り返っても、「こうすれば100%正しかった」という答えは見つかりません。大切なのは、「どうすればよかったか?」ではなく、**「これからどうしていくか?」**ではないかと思います。「失敗したとは思っていない」——この言葉の意味映画の終盤、藤野監督(弟)が、年老いた父親に問いかけます。「どうすればよかったのか?」父親は、しばらく考えた後にこう答えました。「失敗したとは思っていない」この言葉を聞いたとき、私は驚きました。私はてっきり、父親は後悔を口にするのではないかと思っていました。「もっと早く治療につなげていれば…」「もっと違う方法があったのではないか…」そうした後悔の念が残るのではないかと。しかし、父親は「失敗したとは思っていない」と言ったのです。この言葉には、とても深い意味が込められていると感じました。家族として、迷い、悩み、時には間違うこともあったかもしれない。それでも、「あの時の自分たちなりに、精一杯やった」という思いがあったのではないでしょうか。「どうすればよかったか?」と問い続けることは、時に自分を責めることにもつながります。でも、過去を振り返って「あれが精一杯だった」と思えたなら、それは「失敗」ではなく、その時その時の「最善の選択」だったのかもしれません。これからも、一緒に考えていく精神疾患を抱える方、ご家族、支援者、それぞれの立場によって、感じることは違うかもしれません。しかし、一つ言えるのは、「悩んでいるのは自分だけではない」ということです。そして、答えがすぐに見つからなくても、一緒に考え、歩んでいくことができるということ。この映画を通して改めて、精神科訪問看護の現場でできること、支援者としての在り方について、深く考えさせられました。この問いを胸に、これからも皆さまと共に歩んでいきたいと思います。