
ここあい便り㉛ クライシスプラン ~セルフモニタリング表の作成~
こんにちは。こころのあいです。
今回のテーマは「セルフモニタリング表の作成」です。
これまでクライシスプランでは、サインや対処法を一緒に整理してきました。
でも実際には「頭では分かっているけれど、日常の中で忘れてしまう」ことが多いものです。
そこで役に立つのがセルフモニタリング表です。
セルフモニタリング表って?
毎日のちょっとした調子を、簡単に書き残す表のことです。
「今日の睡眠時間」「気分」「疲れ具合」など、
自分に合った項目を決めて記録します。
紙でも手帳でも、スマホでもOK。
大切なのは“難しくせず続けられること”。
「完璧でなくていいですよ、3日に1回でも構いません」と伝えています。
記録を残すと見えてくること
ある方は「寝不足が続くとイライラしやすい」と、記録をつけて初めて気づきました。
別の方は「デイケアを休んだ週は調子が下がりやすい」と分かりました。
本人だけでなく、私たちスタッフも一緒に表を見ながら、
「このあたりで立て直そう」「ここで無理しすぎたね」と話し合えるのです。
こころのあい流の使い方
- 記録はシンプルに(〇×や0〜2の数字で十分)
- 無理せず続ける
- 訪問時に一緒に振り返り、次の工夫につなげる
こうすることで、ただの「紙」ではなく「安心できるプラン」になります。
まとめ
- セルフモニタリング表は日々の調子を“見える化”する道具
- 無理なく続けられる形で、自分に合った項目を選ぶ
- 記録をもとに本人と支援者が同じ目線で話せるようになる
作るだけでなく、日々の中で“使ってこそ生きるプラン”にしていきましょう。
訪問看護ステーションこころのあい
所長 稲垣文雄



