
ここあい便り㉚ クライシスプラン~周囲からみた状態と対応の共有~
こんにちは。
こころのあいです。
今回のテーマは
「周囲からみた状態と対応の共有」です。
本人より先に周囲が変化に気づくことが多いのです。
「周囲が気づくサイン」と「そのときにどう動くか」を考えてみましょう。
周囲から見えるサイン
本人は「大丈夫」と思っていても、周囲には違いが見えることがあります。
- 朝の起きる時間が遅くなる
- 会話が減り返事が短い
- 身だしなみが乱れる
- 外出やデイケアを休む
こうした小さな変化を「黄色信号」でつかむことが、悪化を防ぐカギです。
周囲ができる対応
青信号(安定)
- 生活リズムを一緒に確認
- 睡眠・食事・外出等の確認
黄信号(注意)
- 本人が選んだ立て直し法を勧める
- 「少し疲れてるね」とやさしく伝える
- 無理に励まさず見守る
赤信号(要注意)
- 眠れない・幻聴・孤立が出たら医療へ
- 追加薬や臨時受診
- 場合によって入院を主治医と相談
実際のケース
ある利用者さんは「片付けに熱中しすぎると調子を崩す」と周囲に指摘され、プランに記入しました。
サイン:「21時を過ぎても集中している」
対応:「生活リズムを声かけで整える」「休息を勧める」
これにより周囲が早めに声をかけ、悪化を防げました。
共有のメリット
- 本人の自覚と周囲の観察が一致する
- 周囲が迷わず動ける
- 危機を未然に防ぎやすい
- 本人の尊厳を守れる
まとめ
- 周囲は本人より早く小さな変化に気づける
- サインと対応を決めておけば安心
- 日常の小さな変化を見逃さないことが大切
- 周囲と本人が同じルールで動くことで安定につながる
作るだけでなく、実際に周囲の人と共有することが安定へのカギです。
訪問看護ステーションこころのあい
所長 稲垣文雄



