
ここあい便り⑭ ~お薬、つい忘れちゃう…を一緒に解決!~
「気づいたら今日の薬を飲み忘れていた」「忙しくてタイミングを逃した」
——そんな経験、ありませんか?
精神科のお薬は、【減らす】より【適正な量を続ける】ことが大切。
だからこそ、飲み忘れは大きな不安につながります。
飲み忘れが起きやすい理由
- 生活リズムの乱れや忙しさで、単純に忘れてしまう
- 症状が落ち着き「もう飲まなくても大丈夫」と感じてしまう
- 記憶力・集中力の低下、副作用への不安
- 服薬回数が多い、食前などタイミングが複雑
「一度だけなら平気かな」と思いがちですが、主治医が必要と判断した薬を続けることが再発予防の第一歩。
自己判断の中断や不規則な服薬は、離脱症状や症状悪化を招くおそれがあります。
こころのあいができること
1・生活リズムに合わせた“服薬ルーティン”づくり
- 訪問時に一日の流れを整理し、朝食後の歯みがきや就寝前のストレッチなど、既存の習慣と薬をセット。
- 無理のないタイミングを一緒に見つけます。
2・薬カレンダーとスマホ通知の活用
- 薬カレンダーで“飲む・飲んだ”をひと目で確認。
- スマホのリマインダーを設定し、時間になると音やバイブでお知らせ。外出先でも忘れにくくなります。
3・訪問時の“やさしい声かけ”と見守り
- 看護師・作業療法士が「飲めましたか?」ではなく「今日も一緒に確認しましょうか」と寄り添います。
- 監視ではなく“安心できる二重チェック”を目指します。
4・主治医・薬剤師との橋渡し
- 飲み忘れが続く薬の回数や剤形変更を主治医に提案。
- 副作用や飲み合わせの不安を薬剤師に確認し、わかりやすく共有。
- 薬を減らすかどうかは主治医が判断し、その際に看護師も一緒に考え、サポートします。
まとめ
— 無理しない、でも一人じゃない
お薬は【多すぎても少なすぎても良くない】もの。
適正量を続けつつ生活リズムを整えることが、心と体を守る近道です。
飲み忘れが気になったら、一人で抱え込まず、私たちと一緒に対策を考えてみませんか?
「無理にがんばらなくて大丈夫」。
あなたのペースに合わせて、こころのあいがそっと伴走します。
困ったときはいつでもご相談くださいね。
訪問看護ステーション こころのあい
所長・稲垣文雄



