株式会社一期一会

ここあい便り

2025.05.12

ここあい便り⑫ ~最近の睡眠薬について~


「睡眠薬ってクセになるんじゃないの?」


「ずっと飲み続けるのがこわい」

そんなふうに感じる方も多いと思います。


でも、実は最近の睡眠薬は、昔と比べて“依存しにくく”自然な眠りに近づける”工夫がされているものが増えているんです。

今回は、こころのあいでもよく話題にのぼる比較的新しめの睡眠薬を2つご紹介します。

① デエビゴ(一般名:レンボレキサント)

デエビゴは「オレキシン受容体拮抗薬」という種類のお薬です。


“覚醒”に関わる脳内物質「オレキシン」の働きをやさしくブロックすることで、

自然な眠りに誘導するのが特徴です。

ポイント

  • 寝つきが悪い人にも、夜中に目が覚める人にも使える
  • 翌朝のふらつきが少ないと感じる方が多い
  • ベンゾジアゼピン系と違い、依存性が低いとされています

「薬で無理やり眠らされている感じが苦手…」という方にも、比較的受け入れやすいタイプのお薬です。

② ロゼレム(一般名:ラメルテオン)

ロゼレムは、「メラトニン受容体作動薬」という、体内時計を整えるはたらきを持った薬です。


メラトニンというのは、自然な眠気を作るホルモン。

これを外から補うようなイメージのお薬です。

ポイント

  • 「生活リズムを整える」目的で処方されることも
  • 翌日に眠気が残りにくい
  • 長期服用しても、依存の心配が少ないとされています

睡眠薬というよりは、「眠る準備を助けるサプリに近いイメージ」と言う方もいるくらい、

やさしい効き方をするお薬です。

昔の睡眠薬と、ここが違う

従来よく使われていた「ベンゾジアゼピン系」睡眠薬(例:ハルシオン、レンドルミンなど)は、


・効果がはっきりしている


・でも長期使用で依存や耐性(効かなくなる)が出やすい


・ふらつきや転倒のリスクがある

という特徴がありました。

一方、今回紹介したような新しいタイプのお薬は、依存や副作用が少なく、

長く安心して使える設計になっています。

まとめ

眠りは、心と体の回復に欠かせない大切な時間。


お薬をうまく使うことで、無理なく眠れる土台ができることもたくさんあります。

こころのあいでは、


「今の薬が合ってるか不安」


「眠り方を見直したい」


そんなご相談にも、一緒に考えながらサポートしています。

眠れない夜が続いている方、どうか一人で抱え込まずにご相談くださいね。


訪問看護ステーション こころのあい
所長・稲垣文雄

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