
ここあい便り㉝ クライシスプラン ~クライシス・プランの加筆・修正~
こんにちは。こころのあいです。
今回のテーマは「クライシス・プランの加筆・修正」です。
これまでクライシスプランの作り方をお伝えしてきましたが、
作って終わりではもったいないのです。
生活や病状は日々変わります。
その変化に合わせて、プランも少しずつ直し、
より自分に合った形にしていくことが大切です。
どんなときに修正する?
- 黄色信号のサインが長く続いたとき
- 大きな出来事があったとき
- 季節や生活環境の変化があったとき
「前のプランでは合わなかったな」と感じたら、それは修正の合図です。
修正するときのポイント
1.サインを具体的にする
例:「眠れない」→「5時間未満の睡眠が2日続いたら」
2.対処法を優先順位で整理する
例:「音楽を聴く→呼吸法→追加薬→スタッフへ連絡」
3.連絡先や基準をはっきり書く
例:「赤信号のときは当日中に訪看、改善なければ主治医へ」
実際の修正例
ある利用者さんは「片付けに夢中になると寝不足になる」と気づきました。
そこでプランに新しく、
・サイン:「21時を過ぎても集中している」
・対応:「声かけで休憩を勧める」
と加えました。この一行を追加しただけで、家族も声をかけやすくなり、
不調を防ぐことにつながりました。
まとめ
- クライシスプランは作ったら終わりではなく、直して育てていくもの
- 状況が変わったら「サイン・対処・連絡」を見直す
- 小さな修正が、安心した生活を守る力になる
今回でクライシスプランの基本的な説明は一区切りとなります。
来週からは「実際にどう活用していくか」という具体的な場面に焦点を当ててお伝えしていきます。
訪問看護ステーションこころのあい
所長 稲垣文雄



