
ここあい頼り㉜ クライシスプラン ~クライシスプランの共有~
こんにちは。こころのあいです。
今回のテーマは「クライシスプランの共有」です。
これまでクライシスプランは、ご本人とスタッフで確認してきました。
しかし本当に力を発揮するのは、大切な人たちと共有できた時です。
家族や大切な人と共有する意味
ご本人は「できるだけ一人でがんばりたい」と思うことがあります。
でも家族は「どこまで声をかければいいのか」「手を出すと嫌がられるのではないか」と迷います。
クライシスプランを一緒に確認しておけば
- 「黄色信号のときは静かに見守る」
- 「赤信号になったら主治医へ連絡する」
といった行動があらかじめ決まっているので、家族も安心して支えられるのです。
医療や福祉と共有する意味
診察の場は短い時間で終わってしまいます。
「うまく伝えられなかった」と感じることも少なくありません。
そんなとき、クライシスプランを主治医と共有しておくと、
- どんなときに症状が悪化しやすいか
- そのときにどんな対応を望んでいるか
が一目で伝わります。
結果として、診察の中身が濃くなり、治療方針も本人の思いに沿ったものになりやすくなります。
まとめ
- クライシスプランは「家族」と「医療」と共有してこそ大きな力を発揮する
- 家族は迷わず支えられるようになり、本人も安心できる
- 医療は限られた時間でも的確に治療方針を決めやすくなる
作るだけではなく、支援者と一緒にクライシスプランを共有することが安定した生活への近道です。
訪問看護ステーションこころのあい
所長 稲垣文雄



